【バッテリー完全放電 復旧体験レポート】ポルシェ 911カレラも危ない!
完全放電から自力復旧までのリアル体験談
今回はちょっとしたハプニングについてお話ししたいと思います。
ポルシェ911カレラ 、まさかのバッテリー完全放電!
店舗に展示しております、ポルシェ911カレラ が、先日まさかのバッテリーが完全放電になってしまいました。
「バッテリーはフロントのボンネットを開けないと、充電できない…」
今回は、苦労してなんとかエンジンを始動(充電)させた悪戦苦闘の記録をお届けします。
目次
まさかの鍵が開かない!そしてボンネットも…
約2週間ほど展示していたポルシェを移動しようとしたところ、リモコンキーが全く反応せず、鍵が開かないという事態に直面しました。
何も反応がない状態。せめてドアだけでも開いてくれればと願うばかりでした。
ポルシェのバッテリーはフロントのボンネットの中にあるため、まずはボンネットを開ける必要があります。
通常は車内にある電子式のオープナーで開けるのですが、バッテリーが完全に上がっているため、もちろん反応しません。
物理キーでドアを解錠!
この絶望的な状況で唯一の希望となるのが物理キーです。物理キーを使いドアを開けます。
これが少しコツが必要で、かなり固いのですが勇気を持って慎重に回し開ける必要があります。
ドアが開いても、電子式のボンネットオープナーはやはりまったく反応しませんでした。
ヒューズボックスに隠されたリカバリー端子
ボンネットを開けるには、電気的な処置が必要になります。
右ハンドル仕様の車両だったので、助手席の足元にあるヒューズボックスのカバーを開けなければなりません。助手席側のドアが開かないため、運転席側から体を乗り出し覗き込んでの作業となり、ここもまた一苦労しました。
なんとかヒューズボックスのカバーを開けると、真ん中付近に赤いリカバリー端子があります。これをヒューズ取り出しツールや指などでつまんで引き出します。


電源供給と鳴り響く警報
予備のバッテリーもしくはジャンプスターターを用意し、ブースターケーブルでプラスをヒューズボックス内の赤いリカバリー端子に、マイナスをドアのアンカーにつなぎます。
ここで要注意! 電源が供給されると同時に、物理キーでドアを開けているため警報装置が作動します。「ファーー ファーー ファーー ファーー」とクラクションが連続して鳴り響きますので、くれぐれも夜間の作業は避けるようにしましょう。
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ボンネット開閉の「鍵」はリモコン!
バッテリーやジャンパーをつないだ状態でも、ドア脇の電子式のオープナーではボンネットは開きません。
ここが最大のポイントです! バッテリーをつないだ状態で、キーのリモコンでボンネットを開けます。 そうすると、「ボン」という音とともにボンネットが開きます!
エンジン始動、そして充電の注意点!
ボンネットが開いたら、改めてジャンプスターターとバッテリーをしっかり繋ぎ直してエンジンをかけてください。
そして、その後の充電にも要注意です!すぐにエンジンを切ってしまうと、完全放電したバッテリーはチャージャーをつないでも充電できない場合があります。まずは、30分程度エンジンを始動させた状態でメインバッテリーを充電させます。 その後に、バッテリー充電器をつなげば充電ができます。
これで無事にバッテリー上がりのトラブルを解決することができました!
「救世主」!CTEK バッテリーチャージャー
ちなみに、ロペシティ西宮が愛用しているのは「CTEK バッテリーチャージャー」です。
フェラーリ、ポルシェ、メルセデスなどでも純正採用されている、高性能・高機能なバッテリーチャージャーです。
あまり乗る機会がなくお車を保管されているオーナーさま。完全放電が発生する前に、定期的にお車のバッテリー充電を行ってくださいね。
以上、ポルシェ911カレラ のバッテリー復旧体験レポートでした!
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